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概要:

北海道の日本海北部に位置する人口3200の町、苫前町。風力発電や一次産業が盛んで町の高い自給率を維持する貴重な北海道の港町。人口の約4割が一次産業に携わり、その約3割が漁業に従事しています(2010年国勢調査)。ただ現状は日本の多くの漁村と同じように漁獲量の低下や労働者の高齢化、後継者不足など様々な課題に直面しています。後継者不足や高齢化は著しく、2040年までに人口は1000人まで減少すると分析されています。水産業が地域の主軸である苫前町にとって漁業そして水産資源は生命線なのです。

北海道苫前樽流し漁・ミズダコFIPは、持続可能なミズダコ樽流し漁業の発展を通じて地域活性に繋がるようプロジェクトを構築し活動します。本プロジェクト参加者である北るもい漁協苫前支所樽流し部会メンバーは環境面の課題解決に加えて、地域の漁業に対する関心を高め様々なビジネス契機を呼び込む手段そしてミズダコや地域の付加価値をつける手段としてとして本プロジェクトに取り組みたいと考えています。

環境に優しい持続可能な樽流しミズダコ漁を実現するためには資源評価の高度化そして科学に基づく予防的管理の確立は必要不可欠です。本プロジェクトを通じて最終的にはMSC認証本審査を合格できるレベルまで漁業の持続可能性を5年間で向上し、本プロジェクト商品の販路拡大や情報発信などを積極的に行い、持続可能な地域そして持続可能な樽流し漁業の実現を目指し活動します。


現在の活動:

  • 漁業関係者や漁協、町役場や水産試験場などの幅広い関係者を巻き込みプロジェクトサポートや参加を促すとともに、改善の取り組みに必要なマッチングファンドや現物出資などの資金調達を図る。
  • 環境面での優先課題を特定するために漁業のMSC認証基準に基づいた簡易審査を実施しました。特定された課題には資源評価の高度化や管理の高度化そして漁業が使用する餌種への影響などが含まれます。
  • 簡易審査時に明らかになった課題に取り組むためにFIPの活動計画を策定します。活動計画には資源評価の高度化に繋がる漁獲情報の収集、餌種への影響度の分析と必要に応じた管理、および予防原則に基づく漁獲方策の策定および実施などが含まれています。

漁業情報:

FIP状況: FIP準備段階 (FisheryProgress.org で進捗管理しています)
開始時期: 2018年2月
場所: 北海道苫前町
参加者: オーシャン・アウトカムズおよび北るもい漁業協同組合苫前支所樽流し部会(23名登録)
対象種: ミズダコ (Enteroctopus dofleini)
漁具の種類: 樽流し
生産量: 51mt – 漁業を管理している北るもい漁協提供の漁獲データによる。2010年から2016年までの同地域の平均年間漁獲量。

本漁業プロジェクトに関する最近のニュースはブログをご参照ください

本FIPはFisheryProgress.orgにおいてその全体が公開され追跡されています。苫前ミズダコFIPの概要はこちらをご参照ください。

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