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概要:

東京湾は日本でも有数のスズキ漁が盛んな地域です。スズキは歴史的にも文化的にも重要な魚種で、江戸前寿司(19世紀後半の江戸時代に考案された寿司の種類で、今日ではおなじみになった握り寿司に多大な影響を与えた)のネタとして利用されています。本漁業は年間を通して行われますが、最盛期は夏になります。しかし、最大持続可能生産量(MSY)に基づく資源評価、および予防的な科学に基づく漁業管理方策の欠如により、資源枯渇のリスクに直面しています。東京湾スズキFIPにより、漁業に対する科学的な理解が進み漁業管理の在り方が改善されるとともに、東京湾におけるスズキの全体的な資源豊度維持の取り組みが実施され、成長する持続可能な水産物市場においてスズキ漁業の認知度が高まります。


現在の活動:

  • 2016年に日本のスズキ漁業として初めてMSC予備審査を実施。
  • MSC予備審査で明らかになった改善点に取り組むための漁業改善作業計画の策定および実施。例えば絶滅危惧種、絶滅危機種および保護対象種(ETP)の混獲状況のモニタリングおよび追跡の改善や、科学に基づく最大持続可能生産量(MSY)の設定、およびより協調的な管理計画に向けた責任ある取り組みなど。
  • FIPの一部として、西友が関東地方の4店舗において東京湾スズキFIP製品のテスト販売を実施する。この結果をもとに、プロジェクトの拡大およびFIP手法モデルの他への展開の可能性を見極める。
  • 漁業関係者と協議し、管理の目的を定義するとともに、その目的に対する業績評価システムを確立する。

漁業情報:

FIP状況: 包括的 FIP (FisheryProgress.org で追跡管理しています)
開始時期: 2016年11月
場所: 千葉県東京湾
参加者: オーシャン・アウトカムズ、海光物産、シーフードレガシー
対象種: スズキ (Lateolabrax japonicus)
漁具の種類: 中型まき網
生産量: 279 mt – 船橋漁業協同組合の漁獲データによると、審査単位となっているスズキの2003年から2014年までの平均漁獲量は年間436 mt で、参加者の2007年から2014年までの平均漁獲量は年間279 mtになっている。よって参加者は審査単位の漁獲量の約64%を占めている。予備審査報告書のデータより抜粋。
文書: 予備審査 / 活動計画

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