O2とCAPPMA、「世界海洋の日」に中国水産業の持続可能な未来を確保することを公約

中国水産流通加工協会(CAPPMA)とO2は世界海洋の日に、より多くの持続可能な中国漁業と責任ある養殖業に取り組むことを公約。

中国で1,800社以上の水産業界関係者を代表するグループであるCAPPMAとO2が米国ワシントン州シアトルで開催された「シーフード・サミット in 2017」にて、中国における持続可能な漁業と責任ある水産養殖業に取り組む覚書をかわしました。

中国で主要な水産貿易協会であるCAPPMAの社長、ホー・ツェイ氏は中国の漁業管理改革計画やO2と協働することに関してこう語りました。

「今年は中国の漁業にとって過渡期です。水産物の生産、消費、貿易の世界リーダーとして、中国の漁業と水産養殖をより持続可能かつ責任あるものにするための措置を取ることが重要です。より良い科学、技術や管理政策により、野生水産資源が持続可能な水準で収穫され、水産養殖はより環境に優しい社会的責任を持って実施されることを目指します。」

ツェイ氏によると、これには2015年の漁獲量であった1,300万トンを2020年には1,000万トンに減らすために天然漁業の漁獲可能な総量上限を設定することや、船団の縮小、海洋保護区域の数と規模の増加、そして科学的指導に基づいた漁獲可能量(TAC)に焦点を当てた管理措置を試行することが含まれます。

世界の天然および養殖水産物の35%を生産し、世界の漁船の25%を占めている中国が世界海洋の日に漁業管理改革とO2との覚書を交わす発表は嬉しい報告です。

「中国の漁業者、養殖業者、水産業界、研究者、そして政府の協力なしでは世界的に水産物の持続可能性は達成できない」とO2中国プログラムディレクターであるソンリン・ワン氏は話します。「CAPPMAは、我々が中国で関与しなければならない最も影響力のある中国水産業界のプレーヤーを代表している。CAPPMAと正式にパートナーシップを組むことで、中国におけるサステナブル・シーフード・ムーブメントをより効果的に触媒することができると考えている。」

CAPPMAとO2の覚書の最初の焦点は中国で取り組む漁業改善プロジェクトの支援、開発、発足、実施へのコミットメントを含みます。優先する漁業には南東シナ海のイボガザミ、北黄海を中心に漁獲されるスルメイカ、そして渤海・黄海沿岸の彩貝漁業になります。両当事者は、より多くの中国の養殖業が「ASC(Aquaculture Stewardship Council:水産養殖管理協議会)」の基準を満たすために協働します。


CAPPMAについて:

中国水産流通加工協会(China Aquatic Products Processing and Marketing Alliance:CAPPMA)は1994年に創立。農業部に属する全国規模の水産品生産、加工、流通関連の企業と水産研究、教育および水産業サービス関連の企業と漁業従業者で構成する社会団体。2009年以来、CAPPMAは中国人民共和国民政部の最優秀国家産業団体の一つに選ばれた。

オーシャン・アウトカムズ(O2)について:

オーシャン・アウトカムズ(O2)は漁業の持続可能性の向上にむけて地域コミュニティや漁業者、そして水産関連企業と協働し、次世代につながる豊富な水産資源と地域社会の繁栄を目標に活動します。O2は持続可能な漁業を目指す漁業関係者に対し、科学的なアドバイスや専門知識、そして市場との繋がりを提供することにより、各漁業が持続可能で環境に優しい漁業に近づけるようサポートします。当団体は水産科学や漁業管理方策に関する高い専門性、水産関連ビジネスにおける豊富な経験、持続可能性を評価する国際的な基準の熟知、そして国際環境NGO、水産科学者、水産関連企業とのネットワークを最大限に引き出し漁業の持続的発展に向けて協力します。近年、持続可能な水産物に対する需要が年々高まっています。水産資源の回復やその持続的利用、そして次世代につながる海洋環境の保全は、水産関連ビジネスや地域コミュニティの長期的な繁栄に大きく貢献することに繋がると考えます。